ブログを運営するに当たっての試行錯誤や考えを述べるブログです。
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 大手サイトを大手サイトたらしめているのは「自らが大手サイトである」というブランドを欲している大手サイトの管理人だけではない。明日は大手サイトを目指している中小サイト管理人の志もその機構の維持に一役かっている。彼らが大手サイトになるためには「大手サイトという地位」がなければならず、その目標として大手サイトがまつり上げられている面があるからだ。
 そして中小サイトの管理人は目標としての大手サイトに深く考えずにリンクするからトラフィックとページランクのロングテールがそこに掻き集められ、大手サイトの王権維持に貢献することになる。その効果は中小サイトが成長すればするほど大きくなり、一方の大手サイトは全てのリンクに応えることがまずできない(大手じゃないけど私は可能なかぎり応えようとしていると免罪符)。つまりは大手サイトのリンクされ勝ち――もちろん(当初は)それに値するコンテンツを提供しているからこそ大手サイトはリンクされる。

 要するに封建制度のようなもの。下位のサイトが出世を望んで功績をあげることが結果的に大手サイトの権威を強化する方向に働くのだから。
 このピラミッドが完成したら連鎖から脱出することはまず不可能。大手サイトになりたかったら、それよりもピラミッドを造ること――は能力的に難しいから、ピラミッドが新しく出来る場所を見定めて土地を囲ってしまうことを私は勧める。


 しかし、風の息づかいを感じていれば、この封建制度はいずれ倒される気配がある。情報化社会の進化が直接性民主主義を志向しているというなら、なおさら間違いあるまい。
 検索エンジンを先頭とするトラフィック輸送システムの進化は封建的な価値観に風穴を空ける気がするのだ。要するに大手サイトが絶対多数の意見も、多くの識者の意見も反映できていないと見抜かれる日がくる。それは彼らがリンクを与えていないからであり、トラックバックを行き来させていないからでもある。
 (オフ会ではなく)ネット上で可視化される形で緻密に(リンクを受けるだけではなく与える形でも)ネットワーク化された言論こそが、もっとも高い評価を受ける時代がくるはずだ――と私は信じている。
 その時には大手サイトが大手サイトであるために必要だった神格化に近しい権威が障害となり彼らの裾野の広い濃密な交流は不可能となる(本来あった規模の大手サイト同士の交流でしかネットに評価されなくなる)。
 そもそも緻密なネットワークをひとりの運営者が長期間維持するのは不可能になるだろう。それは瞬間的に記事単位で生じることになる。

 だから来るべき時代の大手サイトは、ひとたび得た王権で延々と王位を維持することはできなくなり、その地位に値する能力を示し続けることによってしか椅子をまもり切れなくなるのではないか。彼・彼女はもはや王ではなく優秀な政治家に過ぎない。
 そしてサイト運営者は誰もが参政者であり、少しでも政治家の能力が低下すれば単純な原理で地位をかわることができる。というよりも大手の地位は固定的なものではなくなり、無数の有力な言論をまとめあげた記事のネットワークがキャタピラのように入れ替わりに議論を推進していく。もはやそこにサイト運営者のブランドが果たす役割はなく、サイト運営者は優秀な記事の手数で才覚をしめすしかない。
 としたらサイトの政治的な寿命は激減するだろうから、自分の考えをちょくせつ読者に伝えるだけではなく、次世代のサイトに受け継いでもらうことが重要になるだろう。どちらにしろ永遠にサイト運営を続けられる人はいないから――金銭や自己満足以外のもっと社会的な目的を達するには――自分の指針の良い部分を他のサイトに受け継いでもらわなければならん(悪い部分を切り捨てて進化してもらわなければならん)。
 その相伝の方法が大手サイトになる方法よりもよっぽど大事だと私は考える。言いかえれば最後に勝つのは大手サイトではなくて本筋記事なのではなかろうか(注:この場合の本筋と主流は微妙に違う。ほ乳類は中生代の主流生物ではないが生物史の本筋生物だ)。

 まぁ、この少し不思議な論は人間を無視しすぎているんだけどね……だからこそ未来を極端な形で浮彫にできないかと思ったしだい。
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