遥か昔に連載が終了したマイナーな名作ZMAN(ゼットマン)の感想などを地道に進めている身としては、玉石混淆いちじるしい新作のレビューがブログ全体で多いように思う。というよりも旧作のレビューが少ないといった方がいいかもしれないが、旧作がレビューされない理由ではなく新作がレビューされる理由から考えてみる。
・目に付きやすい
一部の有名作品を除いて本屋に置かれているのは新作がほとんどになるわけで、市場の供給状態から考えても新作はレビューされやすくなる。古本屋という経路もあるけれど、そこでも平置きみたいなことをされているのは殆どが新作なわけで状況は大きく変わることはない。
そして連載中なら雑誌という宣伝媒体で大々的に紹介されている状態でもあるのだ。
・絶対量が少ない
新作と呼べる作品はそれ以外のものに比して絶対的に割合が少なくなる。その少ない部分に人的資源が半分でも投入されていれば、残りの半分で大量の旧作に対するほうは手薄にみえることになる。非常に相対的な問題だ。まぁ、今から古くなっていく作品については既にいろいろと書き残されていることが多いので状況が変わってくると思われる。
・効果が大きい
新作ということはあまり多くの人目に触れていないことにもなり、レビューが与えられる影響力は大きくなる。まだ連載中の作品なら僅かなりといえども、その運命を左右できる幻想を抱けるからやりがいを感じやすい。
思い込みにしても糠に釘を打つより木に釘を打ったほうが楽しいものだ。そしてアフィリエイトにおいても同じようなところがある。
・○○だがわしが育てた
オタクにとって初期から目をつけていたことはステータスで希少価値になる。そういう自慢のアリバイづくりのためにも、せめて新刊発売時点ではいけない感じなのではないか。それは悪意的にみすぎにしても「自分で見つけた」手ごたえを抱くことは楽しいからなぁ。
人目に触れていない作品のほうがコメントが弾むこともありえる――それならマイナーな旧作でもいいじゃないかと思うのだが……。
・目に付きやすい
一部の有名作品を除いて本屋に置かれているのは新作がほとんどになるわけで、市場の供給状態から考えても新作はレビューされやすくなる。古本屋という経路もあるけれど、そこでも平置きみたいなことをされているのは殆どが新作なわけで状況は大きく変わることはない。
そして連載中なら雑誌という宣伝媒体で大々的に紹介されている状態でもあるのだ。
・絶対量が少ない
新作と呼べる作品はそれ以外のものに比して絶対的に割合が少なくなる。その少ない部分に人的資源が半分でも投入されていれば、残りの半分で大量の旧作に対するほうは手薄にみえることになる。非常に相対的な問題だ。まぁ、今から古くなっていく作品については既にいろいろと書き残されていることが多いので状況が変わってくると思われる。
・効果が大きい
新作ということはあまり多くの人目に触れていないことにもなり、レビューが与えられる影響力は大きくなる。まだ連載中の作品なら僅かなりといえども、その運命を左右できる幻想を抱けるからやりがいを感じやすい。
思い込みにしても糠に釘を打つより木に釘を打ったほうが楽しいものだ。そしてアフィリエイトにおいても同じようなところがある。
・○○だがわしが育てた
オタクにとって初期から目をつけていたことはステータスで希少価値になる。そういう自慢のアリバイづくりのためにも、せめて新刊発売時点ではいけない感じなのではないか。それは悪意的にみすぎにしても「自分で見つけた」手ごたえを抱くことは楽しいからなぁ。
人目に触れていない作品のほうがコメントが弾むこともありえる――それならマイナーな旧作でもいいじゃないかと思うのだが……。
この記事へのコメント
レビューを参考に面白そうな映画を探そうとおもっていましたが、振り回されてしまうみたいですね
ありがとう
参考にします
ありがとう
参考にします
コメントありがとうございます。
私が書いたような内容もそのひとつですが、参考にするサイトの傾向がつかめればやっぱり頼りになるとは思いますよ。いちいちサイトの癖を読むなら作品そのものを読んだほうが早いという考えもありますけどね……。
そういう読者側のチューニングが必要だからレビューサイトは常連さんの獲得が大変だったりするのです、おそらく。
私が書いたような内容もそのひとつですが、参考にするサイトの傾向がつかめればやっぱり頼りになるとは思いますよ。いちいちサイトの癖を読むなら作品そのものを読んだほうが早いという考えもありますけどね……。
そういう読者側のチューニングが必要だからレビューサイトは常連さんの獲得が大変だったりするのです、おそらく。
どもはじめまして。
主に漫画の感想書いているサイトの人間ですが、
旧作の感想書かない理由としては、
・旧作は基礎教養科目だと思っているから
「ZMANとか昔のガンガン作品くらいならみんな読んでいるだろう」という意識があるんで。
まぁ、これは古い人間特有の意識だと思います。
夢幻街とか昔のガンガン作品で好きな作品は多いですが、
読んでてあたりまえの作品を扱ってもなぁ、という感覚です。
今ドラゴンボールの感想書いても「今更何言ってるの?」と言われそうで書けないのと似た感覚ですね。
・お宝自慢だと思われそうだから
例えば倒産したスコラ時代のバーズコミックスで「IBARAKI」とか「素ッ裸の幸せ」とか好きなんですが、
出版社が倒産してると事実上手に入れるのはかなり難しい状態なので、
どっちかというとお宝自慢とかになってしまうんですよね。
赤松健先生の昔の同人誌の感想書いたら「俺こんなレアなもの持ってるんだもんね」と思われても仕方ないじゃないですか。
それと同じよーなことです。
・作者に収入が入らないのは可哀想だから
旧作の感想を読んでそれを読みたい、と思ったらまず間違いなく古本しか選択肢はありません。
で、古本は作者に印税が入ることはありません。
ブックオフは作者団体に1億円払うとか言ってますが、それもちゃんと機能するか怪しいモンですし、
そもそも1億円じゃ足りないでしょうし…
作品、作者を広めるにはやはり新作の方が良いかな、と。
主に以上のような理由でしょうか。
確かに時代が変わっても面白い、不朽の名作と呼ばれる作品はあるのですけどね。
文庫版とか新装版が出たらまた話は違うんですけどねー
マップスの新装版出てくれないかなぁ…
主に漫画の感想書いているサイトの人間ですが、
旧作の感想書かない理由としては、
・旧作は基礎教養科目だと思っているから
「ZMANとか昔のガンガン作品くらいならみんな読んでいるだろう」という意識があるんで。
まぁ、これは古い人間特有の意識だと思います。
夢幻街とか昔のガンガン作品で好きな作品は多いですが、
読んでてあたりまえの作品を扱ってもなぁ、という感覚です。
今ドラゴンボールの感想書いても「今更何言ってるの?」と言われそうで書けないのと似た感覚ですね。
・お宝自慢だと思われそうだから
例えば倒産したスコラ時代のバーズコミックスで「IBARAKI」とか「素ッ裸の幸せ」とか好きなんですが、
出版社が倒産してると事実上手に入れるのはかなり難しい状態なので、
どっちかというとお宝自慢とかになってしまうんですよね。
赤松健先生の昔の同人誌の感想書いたら「俺こんなレアなもの持ってるんだもんね」と思われても仕方ないじゃないですか。
それと同じよーなことです。
・作者に収入が入らないのは可哀想だから
旧作の感想を読んでそれを読みたい、と思ったらまず間違いなく古本しか選択肢はありません。
で、古本は作者に印税が入ることはありません。
ブックオフは作者団体に1億円払うとか言ってますが、それもちゃんと機能するか怪しいモンですし、
そもそも1億円じゃ足りないでしょうし…
作品、作者を広めるにはやはり新作の方が良いかな、と。
主に以上のような理由でしょうか。
確かに時代が変わっても面白い、不朽の名作と呼ばれる作品はあるのですけどね。
文庫版とか新装版が出たらまた話は違うんですけどねー
マップスの新装版出てくれないかなぁ…
はじめまして。コメントありがとうございます。コメント欄のほうが読み応えのある記事になってきましたね。
漫画の基礎教養は我が身をふりかえった場合、意外と個人差が大きい気がしています。たとえば私は「ドカベン」や「特攻の拓」を読破していないわけでして、ブログを書いていると漫画を読めば読むほど自分が漫画を読んでいないことが分かってきます。
そう考えると読んでてあたりまえの作品があると私には信じられなくなってしまってまして――「うちの読者なら読んでてあたりまえ」という感覚も傲慢な気がしますし。
お宝自慢の発想はありませんでした。ありがとうございます。確かにレビューをやるにしても普通とは違う方針でやったほうが賢明そうですね。
収入ですが、ブロガーがレビューをしてえる充足が金銭的なものだけではないように、漫画家にレビューで提供できる利益は金銭的なものだけないのではないでしょうか?
でもまぁ、金銭的な利益もあたえられるに越したことはないわけで、新作を優先することには納得できます。
世の中には風の谷のナウシカ漫画版みたいに未だに重版が繰り返されて新作が売れている怪物的な作品もありますが、例外的でしょうね。
この記事に絡んで、いろいろ考えさせられたので今度「私が旧作の感想を書く理由」という記事を投稿してみたいと思います。
漫画の基礎教養は我が身をふりかえった場合、意外と個人差が大きい気がしています。たとえば私は「ドカベン」や「特攻の拓」を読破していないわけでして、ブログを書いていると漫画を読めば読むほど自分が漫画を読んでいないことが分かってきます。
そう考えると読んでてあたりまえの作品があると私には信じられなくなってしまってまして――「うちの読者なら読んでてあたりまえ」という感覚も傲慢な気がしますし。
お宝自慢の発想はありませんでした。ありがとうございます。確かにレビューをやるにしても普通とは違う方針でやったほうが賢明そうですね。
収入ですが、ブロガーがレビューをしてえる充足が金銭的なものだけではないように、漫画家にレビューで提供できる利益は金銭的なものだけないのではないでしょうか?
でもまぁ、金銭的な利益もあたえられるに越したことはないわけで、新作を優先することには納得できます。
世の中には風の谷のナウシカ漫画版みたいに未だに重版が繰り返されて新作が売れている怪物的な作品もありますが、例外的でしょうね。
この記事に絡んで、いろいろ考えさせられたので今度「私が旧作の感想を書く理由」という記事を投稿してみたいと思います。
新作の感想を書かれるみなさんが必ずしもそうだというわけではないのでしょうけど、「新作」だから書いたというよりも、「自分が読んだ漫画の感想を読んだ順に書いていったら、結果として新作中心になった」ということもあるのではないでしょうか。新作を読んで感想を書いてるうちに次の新作が出て……といううちに旧作のレビューをする暇がなくなる、というか。一方で旧作は自分では読んでるので、改めて感想を書こうというモチベーションが(新作に比べ)わかない、というのもあるんじゃないかと思います。
貴重なご意見ありがとうございます。
たしかに私も新作の感想を書くモチベーションと読んだことのある旧作の感想を書くモチベーションでは違いがありますね。私の場合は旧作でも読んでから時間をおくことで醸成された言いたいことが何かしら生まれていて、時として新作を読むことで得られる「発見」に劣らない書く動機になるのですが、そこは人それぞれなのでしょう。
まぁ、このモチベーションで分けると私にとっては初見の手塚治漫画全集も感覚的には「新作」になっちゃうんですけどね…。
もし、ひたすら新しい作品を読むだけでギリギリで、知らない旧作に触れる余裕がないのだとしたら、ちょっと勿体無い気がします。
たしかに私も新作の感想を書くモチベーションと読んだことのある旧作の感想を書くモチベーションでは違いがありますね。私の場合は旧作でも読んでから時間をおくことで醸成された言いたいことが何かしら生まれていて、時として新作を読むことで得られる「発見」に劣らない書く動機になるのですが、そこは人それぞれなのでしょう。
まぁ、このモチベーションで分けると私にとっては初見の手塚治漫画全集も感覚的には「新作」になっちゃうんですけどね…。
もし、ひたすら新しい作品を読むだけでギリギリで、知らない旧作に触れる余裕がないのだとしたら、ちょっと勿体無い気がします。
こんばんは。こちらには初めてコメントします。
旧作、僕も読んでない作品が圧倒的多数ですよ。自分がいかに漫画を読んでなかったか思い知らされる日々です。
エントリーについての個人的な考えですが、客観的な視点であらすじと見所の紹介をメインに書く「レビュー」ならば、速報性が命ですし、読者も最新情報を見たくてアクセスしているので、少しでも早く新刊を取り上げないとニーズに応えられずサイトとしての意味が無くなると思います。
でも、作品に対する主観的な感想でしたら、あえて新旧にこだわる事も無いのではないでしょうか。読者は「自分は既に●●読んでるけど、ここの管理人さんはこの●●をどう感じたのかな」と言うのを読みたくてアクセスしている訳ですから。
僕個人は漫画をあまり読んでない俄かですから、新旧問わず新しい発見を与えてくださるサイトの存在はとても有難いです。
旧作、僕も読んでない作品が圧倒的多数ですよ。自分がいかに漫画を読んでなかったか思い知らされる日々です。
エントリーについての個人的な考えですが、客観的な視点であらすじと見所の紹介をメインに書く「レビュー」ならば、速報性が命ですし、読者も最新情報を見たくてアクセスしているので、少しでも早く新刊を取り上げないとニーズに応えられずサイトとしての意味が無くなると思います。
でも、作品に対する主観的な感想でしたら、あえて新旧にこだわる事も無いのではないでしょうか。読者は「自分は既に●●読んでるけど、ここの管理人さんはこの●●をどう感じたのかな」と言うのを読みたくてアクセスしている訳ですから。
僕個人は漫画をあまり読んでない俄かですから、新旧問わず新しい発見を与えてくださるサイトの存在はとても有難いです。
どうも、こんばんは。
読んでない旧作はあるし、触れてみたい新作はあるし、読み返したい名作はあるし、で首が回らないですよね……。
この記事では自分の了見の狭さを痛感させられました。主観的に思いつく理由がレビューサイト一般の状況から考えられるものから、ちょっとズレていて、ここまで耳目を集めるには完成度が苦しかった気がしています。
おかげでコメントや興味深い言及記事を書いていただけているので、それはそれで有意義なんですけどね。
黒猫さんのレビューと感想をいいわけられたコメントの内容はおっしゃる通りだと思います。
私は需要を考えて供給するより、自分が望むようにやってそれを需要としてくれる人が読んでくれればハッピーな奴なので、今回そういう分類には考えが至りませんでした。
読んでない旧作はあるし、触れてみたい新作はあるし、読み返したい名作はあるし、で首が回らないですよね……。
この記事では自分の了見の狭さを痛感させられました。主観的に思いつく理由がレビューサイト一般の状況から考えられるものから、ちょっとズレていて、ここまで耳目を集めるには完成度が苦しかった気がしています。
おかげでコメントや興味深い言及記事を書いていただけているので、それはそれで有意義なんですけどね。
黒猫さんのレビューと感想をいいわけられたコメントの内容はおっしゃる通りだと思います。
私は需要を考えて供給するより、自分が望むようにやってそれを需要としてくれる人が読んでくれればハッピーな奴なので、今回そういう分類には考えが至りませんでした。
感動は月日が経つと劣化していくからでしょうね
今からドラゴンボール全巻読んで感想を書いたとしても、
ジャンプで毎週ワクワクしながら読んでた時の感動は表現できないのです。
特にジャンプで最終回読んだ時なんか
この世の終わりのような喪失感がありますたが、
今となっては「そんなこともあったなー」程度の単なる思い出と化してますし。
それと、未来への期待値ですね。
新作はこの先どう転ぶかわからないから感想以外にも考察や展開予想したり、レビューのしがいがありますよね。
旧作はもう最終回まで決まってるから感想しか書けなくなりますし
今からドラゴンボール全巻読んで感想を書いたとしても、
ジャンプで毎週ワクワクしながら読んでた時の感動は表現できないのです。
特にジャンプで最終回読んだ時なんか
この世の終わりのような喪失感がありますたが、
今となっては「そんなこともあったなー」程度の単なる思い出と化してますし。
それと、未来への期待値ですね。
新作はこの先どう転ぶかわからないから感想以外にも考察や展開予想したり、レビューのしがいがありますよね。
旧作はもう最終回まで決まってるから感想しか書けなくなりますし
そのとおりだと思います。でも、私の場合はリアルタイムの感動ですら言葉にしきれていないような、感覚がつきまとっているので程度問題に思えることもありますよ。
あとは、うえで書いているように時間を経ることで結晶化していく思いもあります。
未来への期待の件ですが、はじめてよむ旧作の場合、決まっていないかのように予想してしまう悪癖が私にはありますね。はたから見れば道化じみているのでしょうが、ありえたかもしれない別展開を想像させるのはそれなりに意義があるかな?と自分を慰めています。
それに最終回以降の世界の流れを妄想する手もありますよ。
あとは、うえで書いているように時間を経ることで結晶化していく思いもあります。
未来への期待の件ですが、はじめてよむ旧作の場合、決まっていないかのように予想してしまう悪癖が私にはありますね。はたから見れば道化じみているのでしょうが、ありえたかもしれない別展開を想像させるのはそれなりに意義があるかな?と自分を慰めています。
それに最終回以降の世界の流れを妄想する手もありますよ。
この記事のトラックバックURL
http://weblognote.blog50.fc2.com/tb.php/575-e89b283c
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
